2017年11月15日

小学校の想い出話


 私は伊那小学校出身。
伊那中学校には、伊那小学校と伊那西小学校出身者がいる。

伊那小学校は「くらしの手帳」で紹介され、全国的に有名になった。
何故かというと、各クラスっで動物を飼っている。

私達の頃は、各学年ごとに担当する動物がいたくらい。
4年生は うさぎ。
5年生は とんび。
6年生は ・・・・・・・なんだっけ?(忘れちゃった)

それよりももっと私は特別な小学校だったと思う。

その一つは通知表が無い。
よくできました、とか、もっとがんばりましょう的なものすらなかった。
学期末にはテストが返されたくらい。

もう一つはクラスの名前。
普通は1年1組とかなんだけれど、
私達の学年は
智仁勇学修博信。

他の学年は、
忠孝文明節操
剛毅正礼義恩雅
謹直敬順訓育英
山川森泉月星雲
春夏秋冬天道民

なんだか里見八犬伝のような。(仁義礼智忠信孝悌)
♪いざとなったら玉を出せ~ ちからのあふれる~ 不思議な玉を~♪

ところどころに宝塚も入っている?

組の名前を言えば、どの学年かもわかってしまう。

しかし、漢字で書けばなんとなく様になるが、
これを音読すると
「ちぐみ」(智組)
「がぐみ」(雅組)
「ぎぐみ」(義組)・・・・・・
となる。

何をいっているのか?という感じだ。

小学校二年生の時、クラス替えがあった。
生徒数が増えすぎて、1クラス増やさねばならなくなったのだ。
(最後の「信」が増えた)

私は修組から博組に変わった。
数名の元・修組メンバーと供に、新たな博組に移った。

なので、今でも同窓生と話すときは、
「1,2、年の時は何組だった?」
「そうか。3年の時から一緒だったんだ。」
となる。

こんな組の名前、日本でも相当珍しいと思う。

伊那小学校の想い出もまた色々と話したい。






2017年11月12日

或る同級生の話


 私のダンナは飯田高校出身だ。
同じセイコーエプソンに勤め、私の隣の職場にいて
職場結婚をした。

年は私とちょうど一年上。

なので、同年代を生きてきた。
同じような唄を聴き、同じような漫画を読み、同じ時代の風に吹かれてきた。

そのダンナが好きなのが「伊勢正三」。
元・かぐや姫のメンバー。
かぐや姫解散後に「風」というデュオを元・猫の大久保一久と結成した。

伊勢正三のライブ版CD&DVDが最近発売され、
それを購入した。



伊勢正三のことやかぐや姫のことも書きたいところだが
本日は大久保一久のことを書こうと思う。

彼の活動のことは実はあまりよく知らない。
何故、書こうとしたか。
彼は2008年4月1日、ゲスト出演する予定の伊勢のコンサートのリハーサルの後に倒れ、
都内の病院に搬送された。脳血管障害のため、緊急手術を受けた。
ゲスト出演する予定だったコンサートツアー中止。手術は成功し、7月に退院した。
と、略歴にある。
今は実家の広島で療養生活を送っているそうだ。


同級生の一人に彼と同じように脳出血を起こし、
緊急手術を受け、今は療養生活をしている人がいる。

脳の左側が出血したため、脳の一部も摘出したそうだ。
そのため、右半身に麻痺が出てしまい、
言語中枢も麻痺してしまったそう。

脳は左脳は論理的なことや言語中枢を司り、
右脳は感覚的なこと、(感情や知覚)を司っていると言われている。

なので、彼も手術後は全く話すこともできなかったそうだ。
手術から2年近く経った今では、話すことも理解できるようになった。
ただ話すことや読み書きはまだできない。

彼の消息を尋ね、今年の夏 ようやく他の同級生から
彼のお母さんの居所がわかり、お手紙を出し
彼の消息を聞くことが出来た。

私は彼に手紙を出したが、ある日 彼のお兄さんから手紙をもらった。

彼は神奈川県のリハビリテーション施設に入所しており、
そこで未だに入院生活を送っていること、
手紙は自分では読めず、誰かに読んでもらわねばいけないこと、
だが、相手が話していることは理解できていること、
などがしたためてあった。

それから今に至るまで、彼のお兄さんと手紙のやりとりをしている。

先日は、彼の59回目の誕生日であった。
お兄さんからの申し出で、彼と携帯電話で話をした。
とはいえ、彼が発することのできる言葉は
「うん」と、「ちぇーー」という返事のみ。

しかし、一方的な私の話に彼は聞き入り、しっかりと返事を返してきた。
時には肯定の「うん、うん。」
時には疑問符付きの「うん?」
喜んでいる時は「ちぇーーーーーーっ!!」

ちゃんと彼の気持ちは伝わってきた。
楽しい時間であった。

お兄さん曰く、彼は日に日に回復していると感じているそう。
人間の脳のちからはまだ未知の領域があり、人知では計り知れない
能力が秘められているのでは?と手紙にあった。

こんなこともあった。
前回の同窓会の写真を私が送ったところ
お兄さんが 
「船木さんてどの人?」
と尋ねると、ちゃんと私を指したそうだ。
お兄さんは 「何故、この女性はセーラー服を着ているのだろう?
本当にあなたなのですか?」と聞いてきた。

私は 「そうです。私です。安心して下さい。これは変なコスプレカフェや
キャバクラではありません・・・。」とお返事した。

ちゃんと彼の記憶の中に私というものが残っているのだ。
脳はすごい!!

今日、こんなお話をしたのは、
皆、60歳を目前にし、健康に生きられるのもそんなにないのでは?
と不安になってくるお年頃にかかってきた
ということ。

今のこの元気なうちに会いたい人と会いたい。

今回の同窓会はそんな気持ちもあるのです。
是非、ご参加ください。




2017年11月08日

名簿の整備

 今、各クラスの幹事の方々は
それぞれのクラスの全員の名簿の整備 というお仕事をしている。

前回の幹事会の際に、「次回の幹事会(12/16)までに名簿を確認して、整備してくること」
というアクションアイテムをおおせつかった。

なので、私も5組の名簿の整備を始めた。
前回の同窓会の際に、あらかたわかっているので
前回から変更がある人、
抜けがある箇所を
追加して整備する。

方法としては、官製ハガキに前回までの情報を書き、
変更があったり、抜けがあったりすると
私までメールで返信してもらう。という方法。

そして送ったハガキがこれ。



この方法は5組だけ。
他のクラスの幹事さんはどのような方法で確認しているかはわからない。

私のこの方法の場合、
もし住所が変更になっている場合はハガキが宛先不明で戻ってくるので
その人を重点的に今度は電話で問い合わせをする。

携帯番号はたぶん変わらないと思うので、そこが頼みの綱。

しかし、現住所も電話番号もわからない人がいる。
そういう場合は、仕方ないので親御さんを頼る。
ご存命ならいいのだが・・・・・・。
昔の住所にいてくださるとありがたいのだが。

中学卒業の時の名簿があるので、それを頼りにご実家に電話をしてみる。

それでダメな場合は、どうしたらいいかな・・・・。

そうだ。前回、どうしてもわからない人がいて
その人の近所だった人のところまで出掛けていって
聞いてくれた幹事がいた。

ホント、頭 下がります。

前回は98%くらいの名簿が揃った。
住所も不明という人は各クラスに1名くらいいた。

伊那から離れ、どこにいるのだろ?何をしているのだろう?
親御さん、兄弟も皆さん伊那にはいないようだ。
安否が気になります。

こんなにネットやSNSが発達した世の中でも、
消息を尋ねるのは大変なことなのだ。

皆さん、なんらかの足跡は残していってくださいね。




Posted by みなと at 17:27 Comments( 0 ) 幹事会

2017年11月07日

小学校の国語の教科書

 
 中学校のじゃなくて、小学校の国語の教科書の話。

昨日、ダンナと夕飯の時に出た話しなんだけれど、
小学何年生か忘れてしまったのだけれど、
国語の教科書に金田一京助さんの話が載っていたのを覚えてる?

この人、国文学者で言語学が専門。
辞書なんか編纂した人。

国語に載っていた話は
アイヌ語の調査に北海道へ行ったときの話。

金田一京助さんはアイヌ部落に住みつき、
アイヌ語を知ろうとしていたが、大人は相手にしてくれず
子供達と遊びながら言葉を解明していった 
というだいたいのあらすじ。

最初はスケッチブックに絵を描き、
それの名前を子供達に教えてもらうということをしていたが、
だんだんもどかしくなり、
ある日 「そうだ。『これは何?』という言葉が話せればもっと教えてもらえる」
と気付く。

そこで京助さんがやったことはスケッチブックにぐるぐるとわけのわからないものを
描き出した。
子供達がやってきて、見るのだけれど何の絵だがわからない。

子供達は口ぐちに
「へまた」
と言った。

どうもこの「へまた」が「何」という言葉らしいことがわかる。

そこで京助さんは「へまた」と言いながらいろいろなものを指すと
子供達が「○○だよ」と教えてくれた。

そういう話が載っていた。

学校の頃、習ったことを今でも覚えている。
この「へまた」もそうだし、
じゃがいもを日本へ伝えた「ルーサー・バーバンク」の話も国語の教科書に載っていた。

中学の教科書に載っていたのは 宮沢賢治の「オッペルと象」
のんのんのん・・・・・
という音の表現が独特だった。

後、山椒魚の話もカエルと山椒魚はどちらが最後に勝ったと思う?という質問を先生からされ
クラスが二分する意見で割れた。

国語の教科書 恐るべし。
三つ子の魂 百までだ。

また想い出したら書きます。



Posted by みなと at 15:20 Comments( 0 ) 懐かし話