2018年12月27日
同窓会幹事長のカミングアウト
よく質問されることがある。
「何故、中学の同窓会をやろうと思ったの?」
その答えは同窓会でもお話させていただいた。
(が、酔っ払ってたし、話がうまくなく、あんまり伝わらなかったかなあ・・・・)
要約すると、
もしタイムマシンで戻れるとしたら中学時代に戻りたいと思うくらい
大事な3年間だったから。
そんな大事な時を共有した皆と会いたかったから。
話したことはなくても、記憶の片隅には同じ学年の人達全員が
存在していて、大事な記憶はその全員で作り上げていたから。
最初に「同窓会をやりたい!」と思ったとき、
どうやったらできるか雲をつかむような 何もわからない状態だった。
ようやく各クラスの幹事の人達に声をかけ、
集まってもらうことが出来、
なんとなく目鼻がたち、第1回目の幹事会を開催した。
とはいえ、同窓会のノウハウは誰も知らなかった。
本当にできるのか?
幹事の全員が真っ暗なトンネルを歩いているような感じだった。
私は、「絶対に実現するゾ」という半ば執念のような気持ちで
幹事の皆さんを引っ張っていた。
私が不安になったら、皆も不安になってしまう。
とにかく私が「やる!」「できる!」と信じて
その気持ちを幹事の皆さんに信じてもらうしかなかった。
その気持ちは誰よりも強かったように思う。
もう一つ、実現できた理由。
それは私が「デザイナー」という仕事をしていたから。
と、聞くと「何の関係があるの?」と思うだろう。
デザインって、絵を描いたり、モノの形状を作ったりすることでしょ?
そう思うのが普通。
私がやってきたデザインの仕事。
そうしたこともやってきた。
それと同時に、
「人を心地よくする」
「使いやすくする」とはどういうことか?ということを考え続けてきた。
美しい形状だけでなく、デザインとはそうしたことのほうが重視されている。
私は、こうしたデザインの考え方を同窓会に活かせると思った。
『懐かしい』という気持ちを皆に呼び起こし、
『会いたい』という気持ちになってもらう。
そして、いかに参加した人達が満足してもらえるか?
私が具体的にやったこととは。
まず、同窓会の招待状&参加確認ハガキ。
普通は、いついつに どこそこで 同窓会を開催します。
参加しますか?しませんか?
というお知らせが届きます。
私はそれをリーフレット形式にし、
スローガンを作り、
とにかく情報をてんこ盛りにし、
「行きたい」という気持ちを皆さんに醸成しようと仕掛けたのだった。
懐かしさの演出だ。
当日、参加してくれた人にはパンフレットを作成し、
懐かしい中学時代の写真を載せた。
懐かしさのこれでもか!の上乗せ演出だ。
そして、スライドショー。
これらの演出・プロデュースはデザインという仕事をしていたからこそ
できたと思っている。
これと同じことをやらせてもらったのが
弥生が丘高校の同窓会。
その一部始終をやはりブログに書いている。
「デザインのちから の巻」
興味がある方は覗いてみてくださいな。
生意気なような、鼻持ちならない自慢のような気がして
あまり言わないようにしていたけれど、
そんな裏もあったのよ、ともう済んだ今だからもう話してもいいかなと、
言っちゃいました~!
でもね、あくまでも「演出」でしかない。
各クラスの幹事さん達の頑張りや
皆さんの「行きたい」「会いたい」の気持ちあってこそと思っている。
次の同窓会は幹事長が交代する。
また次は全く違った色の同窓会になると思う。
皆さんもそんな違いを楽しみにしていて下さいね。
Posted by みなと at 17:50│Comments(0)
│幹事のつぶやき